主語を創作

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英語には明確な主語がありますが、日本語にはありません。
主語がなくても通じるのが日本語なんですね。
じゃあ主語がない日本語を英語にするためにはどうすればいいのっていうのが今日のお話。

英語はSとVからできています。
電車と線路のようにSとVはパートナーです。
英語には必ず主語があります。

しかし日本語は主語を言わないことがとても多いのです。
なんでかって言うと、日本語は客体の文化なんですね。
客体は誰もが同意する客観的なものです。
日本では「行くよ」って言うとみんな行きますよね。
そこで「誰が?」とか「私は行かない」とか言ったら村八分になっちゃいます。
そういう文化なんです。

「好き」とか「嫌い」なんて言葉にも基本的に主語がありませんね。
誰が言っているか、なんてわざわざ自己主張しないんです。

でも、英語には必ずSとVが必要です。
だから、英語を話す時には日本語にはない「S」を創作しないといけないのです。
この「Sを創作する」というのはとても重要です。

「好き」という言葉にも「私は」という主語を創作して
I like you.
って英作しますよね?
長い文章や難しい文章になっても同じことなんです。

日本語を英語にするときには「S」を創作します。
ではどんなものが「S」になれるのでしょうか。
「S」になるのは名詞です。

名詞というのは実はたった3つしか種類がないんです。

まずは一般名詞
book とか、 family とか、 music とか、そういう名詞ですね。
すべてに「a」とか「the」がつきます。
この「a」とか「the」をつけて限定しなくちゃいけないのは、英語の特徴です。

それから代名詞というのがあります。
he とか、 she とか、 this っていうやつですね。
最初から限定されているので、限定詞を付ける必要がありません。

そして事柄名詞です。
事柄名詞というのは私が創作した用語で、主語が単語ではなく句や節なのです。

「お酒を飲むことは」は楽しい、「英語を勉強すること」は簡単だ。
これは主語が単語ではなく動詞句です。動詞の前にtoかingをつけて名詞化します。

「地球が丸いということは」事実です。「彼がいつ来るかということは」大問題だ。
これは主語が文章つまり節になっています。節の前にthatをつけて名詞化します。

〜すること、〜であること、とう具合に「こと」がつくから「事柄名詞」って勝手に名付けています。
でも英語では前頭のSが長くなるのをとても嫌がります。

ですから主語に事柄名詞が来る時は便利な言葉の”It”を入れるのです。
Itとはなんだかわからない特定のものではないのだけれど、話してと聞き手の両社間で同意のあるものをItで置き換えるのです。
天気とか、時間とか、距離とか、状況とか。

Sのパートがないと英語にならないのでItという記号を入れるのです。
これは本当に組み合わせ形式言語の特徴とも言えます。

To drink coffee is fun. → It is fun to drink coffee.
That the earth is round is true. → It is true the earth is round.

これが受験英語のいわゆるIt構文がこれですね。
いっぱい書いて練習しましたよね。

名詞はこの3つの分類のどれかでしかありません。
英語には必ずSとVが必要で、日本語を英語にするときにはまずはSを創作するのです。

Sを創作する時に、
一般名詞なのか
代名詞なのか
事柄名詞なのか
この3つの中から選べば良いだけなんです。

もうこれは完璧な論理化ですね。

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